ラースロー氏の本と映画
本年のノーベル文学賞は、クラスナホルカイ・ラースロー氏が受賞をされた。
1954年ハンガリーに生まれた71歳。私は全く存じ上げない。なので調べてみる。
長編的文体、週末論的、形而上的な主題で知られる。長編的… なるほど、あの長尺な映画作品はその文体からなるものなのか。
「北は山、南は湖、西は道、東は川」早稲田みか氏翻訳(松籟社)2006年。私は未読なのでおおよそを調べてみる。
「京都の町を走る京阪電車の扉が静かに閉まる。無人の駅にひとり降りたった美しい若者こそかの光源氏の孫君。彼の探し求めるものは、いったい何なのか」…幻想小説だそうだ。是非読んでみたい。
「悪魔のタンゴ」。観る前から気持が沈む。
また村人が延々とダンスを踊るシーン。長尺にする必要があるから延々と踊るのか。長編が好みだから延々と踊るのか。共同脚本のなせる結果と言えそうだ。今のところこの場面の解説は読んでいない。
最後に、村人がだまされてよその土地に連れていかれるシーン。少しの荷物を詰めた鞄を持って行くのだが、到着したその土地の建物には暖をとる場所がない。このように書くと気持ちがさらに沈んでしまう。
1954年ハンガリーに生まれた71歳。私は全く存じ上げない。なので調べてみる。
長編的文体、週末論的、形而上的な主題で知られる。長編的… なるほど、あの長尺な映画作品はその文体からなるものなのか。
氏は2000年と2005年にそれぞれ半年ずつ、国際交流基金招待フェローとして来日をされている。その時に過ごした京都を舞台にした作品がある。
「北は山、南は湖、西は道、東は川」早稲田みか氏翻訳(松籟社)2006年。私は未読なのでおおよそを調べてみる。
「京都の町を走る京阪電車の扉が静かに閉まる。無人の駅にひとり降りたった美しい若者こそかの光源氏の孫君。彼の探し求めるものは、いったい何なのか」…幻想小説だそうだ。是非読んでみたい。
主な受賞歴は、ブッカー賞(2015)、全米図書賞(2019)、オーストリア国家賞(2021)そしてノーベル文学賞(2025)…
1985年に出版された(デビュー長編作)の「サタンタンゴ」は未だ翻訳本がなく来年(2026)に刊行予定(国書刊行会)。ノーベル文学賞の受賞を受けてであれば素晴らしいことだと思う。
上に書いた長尺な映画作品とは、この「サタンタンゴ」のことである。おおよそ上映時間は7時間強である。インターミッション(休憩)をとり、3本立てのような形にしてあるそうだ。これを観ようと思った。過去に劇場での上映があったそうだし、この度の受賞をうけて劇場で再上映もありそうだ。しかし、私はこの長さを劇場で観る自信がない。
配信で観ることにした。それも3日間に分けて観るのだ。監督はタル・ベーラー氏(ハンガリー)による。ラースロー氏とベーラー監督の共同脚本である。
概要 ハンガリーの荒廃した共同農場を舞台に、人々の希望と絶望、裏切りと信仰が交錯する群像劇 …
「サタン…」そのままに「悪魔…」である。
「悪魔のタンゴ」。観る前から気持が沈む。
この映画を観ようか否か。しかし、観たい。
特に印象にのこるシーン。動物病院の医師監修のもと、少女と猫がたわむれる場面。現代であれば動物愛護において批判されるのであろう。監督はその猫を最終的に自宅で飼ったそうだ。映画の内容詳細は書く気持ちになれない。
また村人が延々とダンスを踊るシーン。長尺にする必要があるから延々と踊るのか。長編が好みだから延々と踊るのか。共同脚本のなせる結果と言えそうだ。今のところこの場面の解説は読んでいない。
最後に、村人がだまされてよその土地に連れていかれるシーン。少しの荷物を詰めた鞄を持って行くのだが、到着したその土地の建物には暖をとる場所がない。このように書くと気持ちがさらに沈んでしまう。
この監督に影響をされて長尺の作品を撮り上映をした監督もいたそうだ。4時間ほどであると「連続して観たぞ」と納得し達成感や自信につながると漠然と思った。7時間は特別である。来年の翻訳本が待たれる。
ノーベル文学賞の授賞理由には “終末的な恐怖の真っ只中で、芸術の力を再確認させる、説得力に満ちた先見的な作品群” が挙げられた。