忍耐力を鍛えて
muca(2026年8月12日)
図書館で、いかにも暗いタイトルの本を棚から抜いて中ほどを開き、少し読んで主要登場人物の頁に戻る。
26人中警察の関係者が主人公を含めて5人。まあまあかなと思い借りた。登場人物はこれを書くために数えただけだ(登場人物の多いのは苦手)。
26人中警察の関係者が主人公を含めて5人。まあまあかなと思い借りた。登場人物はこれを書くために数えただけだ(登場人物の多いのは苦手)。
比較的早い段階で事件が起こるのはいい。けれどそれからが退屈なことこのうえもない。事件の背景が明らかになっていくスピードがあまりにも遅いのと、いくら読んでいっても興味を惹かれるところに出合わない。歳をとり忍耐力が乏しくなっているので、気力を奮い立たせ、励まして、パソコンでしなければならないことの合間に(休憩を兼ねて)この本を開く。
栞代わりに図書館の貸出票を挟んでいるのだが、見事なほど何ページも進まない。普通は複雑な展開に追い付けなくて「こいつは誰だ。頭に入れておかないと訳が分からなくなるぞ」と、少し前のページをあちこち開いたり、登場人物一覧のページに戻ったりするのだが、この本はそういう気にならない。筋を追えなくなったらわけが分からなくなるという心配がない。些細なことに引きずりまわされているような気がするだけなのだ。
本のせいだけにしてはならない。いつからこんな読み方をするようになったのだろうと思う。考えるスタミナがだんだんなくなってきているのだ。
とはいうものの、最後まで(一応)読めたのはすばらしい忍耐力である。途中であきらめて放り出してはいけないという辛抱を私に強いてくれた。最後まで読んで、そんなに責任を感じなくてもよかったのにと思うが、これはこれで私に何らかの啓示をあたえてくれたような気がする。
無理やりではあったが、時々は「闇の牢獄」に戻り、とりあえず読み続けたことをよしとしよう。