とっておきの一冊
私が勤務する小学校は、お母さん達の読み聞かせ活動が大変盛んです。週何回か朝の読書の時間には、当番を決めて読み聞かせがあります。
私たち教師も読み聞かせに参加します。もちろん、自分の学級の読み聞かせは日常的に行っていますが、一年に一回は他の学級の読み聞かせに入ります。教師達が学校中の子どもたちを知っておきたいという願いの一つからです。
アミだクジをして、読み聞かせに入る学級を決めます。どこに入ることができるかは大変楽しみです。全然知らない子たちの学級に入る時は、私が入ったらどんな反応をするのか、楽しみでもあり緊張もします。子どもたちの反応は、とっても新鮮です。
去年は、二年生の学級の一つに入りました。その時選んだのがスーザン・バーレイ作「わすれられないおくりもの」でした。
この物語は
私たち教師も読み聞かせに参加します。もちろん、自分の学級の読み聞かせは日常的に行っていますが、一年に一回は他の学級の読み聞かせに入ります。教師達が学校中の子どもたちを知っておきたいという願いの一つからです。
アミだクジをして、読み聞かせに入る学級を決めます。どこに入ることができるかは大変楽しみです。全然知らない子たちの学級に入る時は、私が入ったらどんな反応をするのか、楽しみでもあり緊張もします。子どもたちの反応は、とっても新鮮です。
去年は、二年生の学級の一つに入りました。その時選んだのがスーザン・バーレイ作「わすれられないおくりもの」でした。
この物語は
賢くて何でも知っているアナグマは、いつもみんなから頼りにされ慕われています。
でも、秋の終わり、年取ったアナグマは自分の死を悟ります。ある夜、長いトンネルを浮き上がるように走る夢を見ながら死にました。『長いトンネルのむこうに行くよ、さようなら アナグマより』という手紙を残して――。
かけがえのない友だちを失い、残された仲間たちは悲しみでいっぱい。みんな、どうしていいかわかりませんでした。
春が来て外に出られるようになると、みんなは互いに、いろいろなことを教えてくれた優しいアナグマの思い出を語り合うのです。
でも、秋の終わり、年取ったアナグマは自分の死を悟ります。ある夜、長いトンネルを浮き上がるように走る夢を見ながら死にました。『長いトンネルのむこうに行くよ、さようなら アナグマより』という手紙を残して――。
かけがえのない友だちを失い、残された仲間たちは悲しみでいっぱい。みんな、どうしていいかわかりませんでした。
春が来て外に出られるようになると、みんなは互いに、いろいろなことを教えてくれた優しいアナグマの思い出を語り合うのです。
私がこの本に出会ったのは、小学校二年生の時でした。私の小学校では、お昼の給食が終わったら休み時間、その後に掃除の時間がありました。その休み時間に学校の図書室に行くのが私の毎日でした。
ある日のこと。かこさとしさんや寺村輝男さんが大好きで読み尽くした後、他の本を探そうと一生懸命でした。と、掃除の移動の音楽がなり始めました。
「どうしても、今夜読む本を借りなければ」
あわてて取り出したのがこの一冊でした。帰ってから、布団の中で読みました。読んでいくうちに涙が出てきました。泣いている姿を見せるのも辛くて、布団の中でもぐって泣きました。
絵本を読んで泣いたのは、今までにこの一冊だけです。偶然取りだしたこの一冊は私の人生の「わすれられないおくりもの」となりました。
「二年生の時に出会った本を二年生の子どもたちに読んでやりたい」
読み聞かせ担当学級が二年生に決まったときにすぐに選んだ本でした。
でも、読み聞かせは、ちょっと失敗。この本への自分の思い入れが強すぎて、感極まってしまったのです。子どもたちは「先生、大丈夫」と労ってくれました。
今年、その子たちを担任しています。今年は、学級では宮西達也さんシリーズを読んで紹介しています。めちゃくちゃ元気な三年生。読書大好きな子どもたちです。
ある日のこと。かこさとしさんや寺村輝男さんが大好きで読み尽くした後、他の本を探そうと一生懸命でした。と、掃除の移動の音楽がなり始めました。
「どうしても、今夜読む本を借りなければ」
あわてて取り出したのがこの一冊でした。帰ってから、布団の中で読みました。読んでいくうちに涙が出てきました。泣いている姿を見せるのも辛くて、布団の中でもぐって泣きました。
絵本を読んで泣いたのは、今までにこの一冊だけです。偶然取りだしたこの一冊は私の人生の「わすれられないおくりもの」となりました。
「二年生の時に出会った本を二年生の子どもたちに読んでやりたい」
読み聞かせ担当学級が二年生に決まったときにすぐに選んだ本でした。
でも、読み聞かせは、ちょっと失敗。この本への自分の思い入れが強すぎて、感極まってしまったのです。子どもたちは「先生、大丈夫」と労ってくれました。
今年、その子たちを担任しています。今年は、学級では宮西達也さんシリーズを読んで紹介しています。めちゃくちゃ元気な三年生。読書大好きな子どもたちです。