借りたくないなぁ
夏樹静子さんが亡くなられた。その報を受けて図書館へ。あれだけの作家なんだから「謹んで…」ぐらいの追悼文が垂れ下がってないかと思った。あの時、出会った他図書館の追悼文のように。……影も形もなかった。
仕方ない、自分で夏樹静子を想って読んでない本でも借りて行こうかと書棚を探索。かなり以前の本があったので借りることにした。 検事 霞夕子のシリーズ物だった。ほとんどのこのシリーズ作品は読んでいたけど、これはどうも読んでいないようでしっかり読んで追悼しようと思った。
帰ってから読み始めると、内容にはぐっと惹かれるけど、どうも心地良くない。めくるたびに、何かの食べかすが挟まっているのが目に入る。
「これって、ミカンのすじ? ミカン食べながら読んでたのね」
「あれー。クッキーのかす?」
「何々?これって、スルメの背中の軟骨?」
それでも、夏樹静子のサスペンスは私を本の世界へいざなってくれる。はじめのうちは、挟まっているゴミをそのままにして、指先でページをめくり出来るだけ本を動かさないようにして読んだ。が、ゴミの多さにあきれて、とうとう、ゴミ箱を横にしてゴミを掃除しながら読んだ。
普通なら、こういう本は読みたくないし、途中で終わりにする。でも、今回は、夏樹静子さん追悼である。どんなでもちゃんと読んでおかなければいけない。その思いが強くなった。読み終わった頃、家人が
「おもしろそう。僕も次に読もうか」と。
「止めたがいい。きっと、読みたくないなぁと思うからね」
さて。私はどうしたらいいのか。知らんぷりして返そうか、それともこのことをちゃんと話そうか。利用者が「借りたくないなぁ」と思う本は、やはり問題である。返却の時、一言お手紙を書いた。
以前、ある時期に図書館で本を借りるのが嫌だったことがある。その時も、本の汚れだった。
めくって、シミとかゴミとかがあるとやはり気持ちが引いてしまう。上記、追悼文を出していた図書館の窓口で働いている司書さんは、返却された本を全部めくっていた。これが、サービスかなぁと思う出来事だった。
仕方ない、自分で夏樹静子を想って読んでない本でも借りて行こうかと書棚を探索。かなり以前の本があったので借りることにした。 検事 霞夕子のシリーズ物だった。ほとんどのこのシリーズ作品は読んでいたけど、これはどうも読んでいないようでしっかり読んで追悼しようと思った。
帰ってから読み始めると、内容にはぐっと惹かれるけど、どうも心地良くない。めくるたびに、何かの食べかすが挟まっているのが目に入る。
「これって、ミカンのすじ? ミカン食べながら読んでたのね」
「あれー。クッキーのかす?」
「何々?これって、スルメの背中の軟骨?」
それでも、夏樹静子のサスペンスは私を本の世界へいざなってくれる。はじめのうちは、挟まっているゴミをそのままにして、指先でページをめくり出来るだけ本を動かさないようにして読んだ。が、ゴミの多さにあきれて、とうとう、ゴミ箱を横にしてゴミを掃除しながら読んだ。
普通なら、こういう本は読みたくないし、途中で終わりにする。でも、今回は、夏樹静子さん追悼である。どんなでもちゃんと読んでおかなければいけない。その思いが強くなった。読み終わった頃、家人が
「おもしろそう。僕も次に読もうか」と。
「止めたがいい。きっと、読みたくないなぁと思うからね」
さて。私はどうしたらいいのか。知らんぷりして返そうか、それともこのことをちゃんと話そうか。利用者が「借りたくないなぁ」と思う本は、やはり問題である。返却の時、一言お手紙を書いた。
以前、ある時期に図書館で本を借りるのが嫌だったことがある。その時も、本の汚れだった。
めくって、シミとかゴミとかがあるとやはり気持ちが引いてしまう。上記、追悼文を出していた図書館の窓口で働いている司書さんは、返却された本を全部めくっていた。これが、サービスかなぁと思う出来事だった。