収集癖はないのだけど
愛知県の工場に転勤してからは、休日に名古屋市まで出かけて、デパートをうろついたり、本屋を覗いたりするのが多くなりました。
京都に住んでいた頃は少し足をのばせば本屋や古書店に寄れたので、そういう習慣が東海市に住むようになっても抜けませんでした。
本屋では、平積み・面陳列・背差しなどと言われている陳列方法だけではなく、回転式本棚も店先に置かれていることが多いです。
初めてチャールズ・M・シュルツの「ピーナッツ」に注意を惹かれたのは、こういう回転ラックだったと思います。
子どもたちと一匹のビーグル犬、というくらいのキャラクターが当初の構成で、大人は一人も登場しない漫画ですが、主人公に違いないチャーリーブラウンは遊び仲間に人気がないばかりか、気の毒なほど軽んじられている存在で、いつの頃からか、主役はスヌーピーになっていったようです。
趣味が極端に限られている子や、ふるまいに特徴があるだけの子というのは何度も登場させにくいのか、段々起用されなくなっていき、個性的で感情移入しやすいタイプは、新しく登場したキャラクターであっても、期待に応えるだけの存在感がありました。
途中から登場した中では、ペパーミントパティやマーシー、ウッドストックが私のお気に入りで。
子ども同士の日常風景なのに、大人が交わすようなセリフがかもし出すユーモアと涼感。
私自身、人生を斜めに見ているようなところがあるのでしょうか。さめた視線で書かれているようなこの漫画がとても気に入りました。
セリフは原文と谷川俊太郎氏等の共訳が併記されていて、訳の上手さに感心しながら、なるほど英語ではこう言うのかと勉強になった(ような気がした)ものです。
このシリーズは、名古屋市の本屋に行くたびに、1冊か2冊新しいのが並べられていましたから、その都度必ず買いました。
ある程度溜まってくると、バックナンバーを探してまで買うようになったのですが、やがて、いつの間にか新刊も発行されなくなりました(鶴書房は、後にツル・コミックと社名を改めましたが、1978年頃に倒産したそうです)。
私には物を収集するという趣味はないのですが、このシリーズは揃えたい気持ちが強かったです。
鶴書房が発行したピーナッツ(全60巻)の内、13(ゼロゼロスヌーピー)、14(うすのろチャーリーブラウン)、15(こんにちはチャーリーブラウン)と21(おはようライナス君)の4冊は、ついに見つけることができませんでした。
「あなたが持ってない第○巻を持ってる。作品の中でも特に面白い。見せてあげない」というお声をかけていただいたら嬉しいです 悔しいです。
京都に住んでいた頃は少し足をのばせば本屋や古書店に寄れたので、そういう習慣が東海市に住むようになっても抜けませんでした。
本屋では、平積み・面陳列・背差しなどと言われている陳列方法だけではなく、回転式本棚も店先に置かれていることが多いです。
初めてチャールズ・M・シュルツの「ピーナッツ」に注意を惹かれたのは、こういう回転ラックだったと思います。
子どもたちと一匹のビーグル犬、というくらいのキャラクターが当初の構成で、大人は一人も登場しない漫画ですが、主人公に違いないチャーリーブラウンは遊び仲間に人気がないばかりか、気の毒なほど軽んじられている存在で、いつの頃からか、主役はスヌーピーになっていったようです。
趣味が極端に限られている子や、ふるまいに特徴があるだけの子というのは何度も登場させにくいのか、段々起用されなくなっていき、個性的で感情移入しやすいタイプは、新しく登場したキャラクターであっても、期待に応えるだけの存在感がありました。
途中から登場した中では、ペパーミントパティやマーシー、ウッドストックが私のお気に入りで。
子ども同士の日常風景なのに、大人が交わすようなセリフがかもし出すユーモアと涼感。
私自身、人生を斜めに見ているようなところがあるのでしょうか。さめた視線で書かれているようなこの漫画がとても気に入りました。
セリフは原文と谷川俊太郎氏等の共訳が併記されていて、訳の上手さに感心しながら、なるほど英語ではこう言うのかと勉強になった(ような気がした)ものです。
このシリーズは、名古屋市の本屋に行くたびに、1冊か2冊新しいのが並べられていましたから、その都度必ず買いました。
ある程度溜まってくると、バックナンバーを探してまで買うようになったのですが、やがて、いつの間にか新刊も発行されなくなりました(鶴書房は、後にツル・コミックと社名を改めましたが、1978年頃に倒産したそうです)。
私には物を収集するという趣味はないのですが、このシリーズは揃えたい気持ちが強かったです。
鶴書房が発行したピーナッツ(全60巻)の内、13(ゼロゼロスヌーピー)、14(うすのろチャーリーブラウン)、15(こんにちはチャーリーブラウン)と21(おはようライナス君)の4冊は、ついに見つけることができませんでした。
「あなたが持ってない第○巻を持ってる。作品の中でも特に面白い。見せてあげない」というお声をかけていただいたら嬉しいです 悔しいです。