町の小さな文庫
「いつか、小さな文庫をやりたい」夢みたいな話で、子どもの本を少しずつ集めていた。でも、働くおもしろさに興味は行き、さらに時間の無さで、その文庫の夢はどこかに押しやられていた。仕事から離れると、昔の夢は少しずつ飛び出してきたが、自ら文庫を立ち上げる力は残っていなかった。
この春だったか、町のパン屋さんのカウンターで、小さなパンフレットに出会った。表紙には、帽子をかぶった女の子が本を読んでいた。その子の小さな目は、本のどこを見ているのだろうか。ニコッと微笑んで本の中に吸い込まれているような顔だった。
それがこの2月に始められた「帽子工房 布布と小さな絵本の部屋」との出会いだった。地図を見ると近くだけど、どこを通っていけばいいのかと思っているうちに何ヶ月も経った。
夏の暑い日、時間ができたので訪問。行ってみたら、「何だー。ここならよく行っている所」自分が行くのを構えていたことが拍子抜けだった。でも、湖西道路の下道をくぐっていくのだから、初めての人には分かりにくいかもしれない。
玄関の、(鉄製だろうか)大きな図柄の扉を開けると花が迎えてくれる。母屋との間の庭は、煉瓦や砂利で整地されて「いらっしゃい」との声が聞こえそうだった。文庫のある離れの家は、入ると左側の部屋が帽子のギャラリー展示。管理者さんは、本業は帽子作家さんで素敵な一点物の帽子が並んでいる。右の部屋が「小さな絵本の部屋」だ。トイレもミニキッチンも整備されていて、座談会もできそうだった。
棚には、絵本あり、児童文学あり、マンガあり、雑誌ありで、百人一首も並んでいた。私の大好きな「こどものとも」ももちろんあった。本の分類など特別構えることなく置かれている。地域の文庫はそれでいいと思う。
こだわりは、木の机と椅子だった。椅子は、折り畳んで必要に応じて広げて使う。家具職人さんのアイディア品。木の机もやさしい。縁側に置かれている糸車が、雰囲気をかもしだしている。
この集落には、小学生がたった5人とか。そういう地域だから、この絵本の部屋は超満員になることは珍しい。でも、遠方から聞きつけてやってくる方もあるし、帽子のイベントの時に活用されることもあるらしい。このパンフレットの説明に「小さな絵本の部屋は、読み聞かせや、小さなマルシェの開催を通じて、子どもや大人が年齢を問わず交流できる場所です。子どもとその周りの大人たちが朗らかに時を過ごす空間としてOPEN。誰でもご利用いただけます」とあった。絵本があるからといって小さい子だけのものではない。絵本は、年齢を問わず心を癒やすもの。
この部屋は、時間を忘れて、ゆったりとゆっくり本をめくる、そういう空間だと思い嬉しくなった。時々、行ってみよう。でも、開いている時間が毎週木曜日午後と、第2第4の土曜日午後。この時間帯をどうやりくりするか、次の私の問題だ。本の閲覧等で希望があったら、別の日にでも開きますとのことだ。
南向きの玄関前の花壇にホトトギスが咲いていた。メダカ鉢のホテイアオイもかわいらしい。次回お邪魔するときはどんな花が迎えてくれるだろうか。
この春だったか、町のパン屋さんのカウンターで、小さなパンフレットに出会った。表紙には、帽子をかぶった女の子が本を読んでいた。その子の小さな目は、本のどこを見ているのだろうか。ニコッと微笑んで本の中に吸い込まれているような顔だった。
それがこの2月に始められた「帽子工房 布布と小さな絵本の部屋」との出会いだった。地図を見ると近くだけど、どこを通っていけばいいのかと思っているうちに何ヶ月も経った。
夏の暑い日、時間ができたので訪問。行ってみたら、「何だー。ここならよく行っている所」自分が行くのを構えていたことが拍子抜けだった。でも、湖西道路の下道をくぐっていくのだから、初めての人には分かりにくいかもしれない。
玄関の、(鉄製だろうか)大きな図柄の扉を開けると花が迎えてくれる。母屋との間の庭は、煉瓦や砂利で整地されて「いらっしゃい」との声が聞こえそうだった。文庫のある離れの家は、入ると左側の部屋が帽子のギャラリー展示。管理者さんは、本業は帽子作家さんで素敵な一点物の帽子が並んでいる。右の部屋が「小さな絵本の部屋」だ。トイレもミニキッチンも整備されていて、座談会もできそうだった。
棚には、絵本あり、児童文学あり、マンガあり、雑誌ありで、百人一首も並んでいた。私の大好きな「こどものとも」ももちろんあった。本の分類など特別構えることなく置かれている。地域の文庫はそれでいいと思う。
こだわりは、木の机と椅子だった。椅子は、折り畳んで必要に応じて広げて使う。家具職人さんのアイディア品。木の机もやさしい。縁側に置かれている糸車が、雰囲気をかもしだしている。
この集落には、小学生がたった5人とか。そういう地域だから、この絵本の部屋は超満員になることは珍しい。でも、遠方から聞きつけてやってくる方もあるし、帽子のイベントの時に活用されることもあるらしい。このパンフレットの説明に「小さな絵本の部屋は、読み聞かせや、小さなマルシェの開催を通じて、子どもや大人が年齢を問わず交流できる場所です。子どもとその周りの大人たちが朗らかに時を過ごす空間としてOPEN。誰でもご利用いただけます」とあった。絵本があるからといって小さい子だけのものではない。絵本は、年齢を問わず心を癒やすもの。
この部屋は、時間を忘れて、ゆったりとゆっくり本をめくる、そういう空間だと思い嬉しくなった。時々、行ってみよう。でも、開いている時間が毎週木曜日午後と、第2第4の土曜日午後。この時間帯をどうやりくりするか、次の私の問題だ。本の閲覧等で希望があったら、別の日にでも開きますとのことだ。
南向きの玄関前の花壇にホトトギスが咲いていた。メダカ鉢のホテイアオイもかわいらしい。次回お邪魔するときはどんな花が迎えてくれるだろうか。