エクス・リブリス

エクス・リブリス

M・M(2024年9月25日)

 読書家の友人から紹介されたこの本の帯には「本は人と人とをつなぐもの」とある。
 ページをめくると「世界中の読者と作家のために」次のページからはおおよそ100冊の本の紹介である。現代アメリカを代表する文芸評論家ミチコ・カクタニえりすぐりのあらゆるジャンルの本。選書のひとつには絵本もある。私自身は幾冊読んでいるのかと気になり書きだしてみた。
  • 「どうして僕はこんなところに」ブルース・チャトウィン著
  • 「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」ジュノ・ディアス著
  • 「グレート・ギャッツビー」スコット・フィッツジェラルド著
  • 「その名にちなんで」ジュンバ・ラヒリ著
  • 「羊飼いの暮らしーイギリス湖水地方の四季」ジェイムズ・リーバンクス著
  • 「ハリー・ポッターのシリーズ」J・K・ローリング著
  • 「かいじゅうたちのいるところ」モーリス・センダック著
  • 「指輪物語」J・R・Rトールキン著
  • 「地上で僕らはつかの間きらめく」オーシャン・ヴォン著
  • 「地下鉄道」コルソン・ホワイトヘッド著
 既読本は少なかった。この本で知った「ライフ キース・リチャーズ自伝」キース・リチャーズ共著では、「リチャーズ自身が音楽への情熱を読者に伝える方法を見つけた」こと。「世代を超えて音楽家をつなぐものの何なのかを私たちに感じさせる方法を見つけた」など。音楽でなしとげた本人の言葉として「今まさに俺はつかの間地球を離れ、誰の手も届かないところにいるとわかる時間がある」の箇所は、あるひとにぎりの人々の気持を代弁しているようにも思う。

 いくつかの紹介本を記憶して図書館にむかう。その中でも主に読みたい本は、必読作・創作ではないもの。そうして長編や理解し難い本を借りてみる。「どこかでつまずいたとしても、どうか投げ出さずに、ひどく難解なところは少々読み飛ばしてでも読みつづけてほしい」著者が書いているとおり、とばし読みひろい読み中央読みがすっかり身についている。それでも友人たちと共通の話題になったとき、理解がスっと広がるときがある。
 この夏の暑さに「極北の夢」バリー・ロペス著の頁で手がとまる。気候変動の加速により北極圏は地球上の他の地域の2倍のはやさで温暖化が進み容赦ないフィードバックにおちいっているそうだ。この本もさがしてみる。が、見つけることはできなかった。極北のようすが気になったが南極に関する本を借りてみた。