「PEANUT」

「PEANUT」

M・M(2024年12月11日)

 熊本でのトークショーに佐野洋子さんは着物姿、谷川俊太郎さんはいつものスタイルで登壇された。「昭和」から「平成」に代わりそのはじめの頃と記憶する。今となっては内容を覚えていないが、居心地の良い会場は広すぎず、私の席から右手に佐野さん、左手に谷川さんが着席しておられた。谷川さんのお姿は今でもはっきりと思い浮かべることができる。
 お二人の言葉のキャッチボールに私は多分酔いしれていたと思う。おそらく終盤には谷川さんが詩を、佐野さんが絵本を朗読されたと思う。それぞれの作品も残念ながら覚えていないが「ことばあそびうた」(谷川さん)、「おじさんのかさ」(佐野さん)にしておこう。

 六本木のスヌーピーミュージアムに足を運んだ頃には、移転(町田市)が決まっており、大勢の人々が列をつくり入館を待っていた。「PEANUT」コミックを全エピソード日本語訳にされた谷川さん。谷川さんでなければ・・・と私は思う。
 町田のスヌーピーミュージアムのホームページ「PEANUT」のコーナーに作者チャールズ・М・シュルツ夫人のジーン・シュルツさんから谷川さんの訃報に接し、コメントが届いており拝読させていただいた。そのコーナーには谷川さんのいつものお姿の写真も掲載されている。

 偉大なる詩人、谷川俊太郎氏の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
 日本における「PEANUT」は、独特の感性でコミックを翻訳した谷川さんと深いつながりがありました。
 8年前の4月に、スヌーピーミュージアムのオープニングにおいて谷川さんにお会いしたことをよく覚えています。そのひとときを彼と共有できたことは、とても光栄なことでした。
 それから数年後、夫シュルツの文章についての共同記事作成のために語り合う機会がありました。
 その経験を共有し、彼の洞察力を吸収できたことは本当に楽しかったです。
 シュルツは、自分の作品が谷川俊太郎さんの手によって翻訳され、日本の読者に届けられることを光栄に思っていました。
ジーニー

 図書館で久々に「ことばあそびうた」を借りて読みたくなった。

かっぱ

 かっぱかっぱらった
 かっぱらっぱかっぱらった
 とってちってた

 かっぱなっぱかった
 かっぱなっぱいっぱかった
 かってきってくった

 谷川俊太郎さん ありがとうございました。