外国の図書館見学
アイルランドに惹かれて、二回訪れた。北アイルランドから、南へ。最後の都市はアイルランド共和国首都のダブリン。そこには、トリニティカレッジというアイルランド最古の大学がある。
その大学図書館で有名なのがブックオブケルズ(ケルズの書)と言われる旧約聖書の写本である。
アイルランドのガイドによれば『アイルランドに来たら、ブックオブケルズを見ないと、エジプトに来てピラミッドを見ないのと同じようなもの』だそう。ケルト文化に造詣が深くない人の中には、ただの古びた絵本だと言う者もいる。が、ケルトの書を解説する映像を見た後に、奥のガラス箱に入れられた実際のケルトの書を見ると、大きな驚きが襲ってくる。一字一字丁寧に書き写された言葉、旧約聖書の意味を絵にしたというページ。一月に一度だったかページをめくられるとのことだが、8世紀に書かれた本がこんな美しさで残っているとは驚きである。調べてみると、この「ケルズの書」は「ダロウの書」「リンディスファーンの福音書」とともに三大ケルト装飾写本のひとつとされて、アイルランドの国宝になっており、世界で最も美しい本とも呼ばれる。
アイルランドを旅していると、修道院やその跡の多いことが分かるが、こういう修道院でこの書は制作されたとのことだ。いずこも同じで、こういう宝物はねらわれる。本来は貴金属製のカバーが取り付けられていたが、1007年に盗難にあった際にカバーは失われてしまったという。
それを見学してから2階へ。最初の部屋は、古い本の修復コーナーだった。手袋をした職員さんたちが、本の一枚一枚をめくり、汚れを取ってから糊付けをしている。根気のいる仕事だ。手作業の様子をじっと見ていると、本が好きな職人さんたちの雰囲気が伝わってくる。
さらに進むと、まさにこれこそ図書館という場所にたどり着く。アイルランド最古の図書館、トリニティカレッジの図書館はとにかく圧巻。荘厳な建物内部には、しばらく息が止まりそうになる。古い本が両方の棚にぎっしりと並べられている。
貸し出しはできないそうだが、上に閲覧室があり、閲覧することができるという。言葉は分からなくても、閲覧して古い本を手にとってみたいという思いが強くなる。
この大学の創設者は英国イングランドの女王エリザベス1世だという。なるほど、それでこんなに立派かと納得。
外国旅行など、何年に一度のことで、これから先も行けるかどうか分からない。が、もう一度、この図書館へは行きたいと思う。時間に追われることなく、ゆっくりと建物の雰囲気に浸りたい。
その大学図書館で有名なのがブックオブケルズ(ケルズの書)と言われる旧約聖書の写本である。
アイルランドのガイドによれば『アイルランドに来たら、ブックオブケルズを見ないと、エジプトに来てピラミッドを見ないのと同じようなもの』だそう。ケルト文化に造詣が深くない人の中には、ただの古びた絵本だと言う者もいる。が、ケルトの書を解説する映像を見た後に、奥のガラス箱に入れられた実際のケルトの書を見ると、大きな驚きが襲ってくる。一字一字丁寧に書き写された言葉、旧約聖書の意味を絵にしたというページ。一月に一度だったかページをめくられるとのことだが、8世紀に書かれた本がこんな美しさで残っているとは驚きである。調べてみると、この「ケルズの書」は「ダロウの書」「リンディスファーンの福音書」とともに三大ケルト装飾写本のひとつとされて、アイルランドの国宝になっており、世界で最も美しい本とも呼ばれる。
アイルランドを旅していると、修道院やその跡の多いことが分かるが、こういう修道院でこの書は制作されたとのことだ。いずこも同じで、こういう宝物はねらわれる。本来は貴金属製のカバーが取り付けられていたが、1007年に盗難にあった際にカバーは失われてしまったという。
それを見学してから2階へ。最初の部屋は、古い本の修復コーナーだった。手袋をした職員さんたちが、本の一枚一枚をめくり、汚れを取ってから糊付けをしている。根気のいる仕事だ。手作業の様子をじっと見ていると、本が好きな職人さんたちの雰囲気が伝わってくる。
さらに進むと、まさにこれこそ図書館という場所にたどり着く。アイルランド最古の図書館、トリニティカレッジの図書館はとにかく圧巻。荘厳な建物内部には、しばらく息が止まりそうになる。古い本が両方の棚にぎっしりと並べられている。
貸し出しはできないそうだが、上に閲覧室があり、閲覧することができるという。言葉は分からなくても、閲覧して古い本を手にとってみたいという思いが強くなる。
この大学の創設者は英国イングランドの女王エリザベス1世だという。なるほど、それでこんなに立派かと納得。
外国旅行など、何年に一度のことで、これから先も行けるかどうか分からない。が、もう一度、この図書館へは行きたいと思う。時間に追われることなく、ゆっくりと建物の雰囲気に浸りたい。