和邇館催し 干し柿づくり

和邇館催し干し柿づくり

みっちゃん(2017年1月11日)

 大津図書館和邇館のサークルに参加させてもらって数年になる。部屋が無料で借用できて、図書館に関係する私たちサークルの集まりには大変ありがたい。その分、何かでお返ししなければならないと常に思っている。
 お返しだけでなく「良い図書館にするための活動」をしなければならないと思い始めたのが2年ほど前のことだった。全国的に図書館の民営化の問題が浮上し、日頃図書館に通っている私は、否が応でも考えざるを得なくなった。
 市民だれでも使用できて、みんなの図書館となるようにしなければならない。図書館は、金銭的な利益を生む施設でなくて、みんなが成長していく場でなくてはならない。市民一人一人が大事にする図書館でなくてはならない。
 でも、それは、どうやったらいいのだろう。なかなか、知恵が回らない。
 そういうときに、和邇図書館とサークル協議会の呼びかけで行われた「干し柿づくり」に参加した。干し柿は、天候に左右される意外と難しい作業だ。それよりも、まず渋柿が必要だ。どういう催しになるのだろうと興味半分で参加した。しかし、予想以上の充実した催しになった。そして、こういうことも「良い図書館にするための活動」の一つなんだとつくづく思った。
 館長さんとサークル代表の皆さんで収穫に行ったという渋柿が並んでいた。この催しを聞きつけた地域の方からの渋柿の寄付もあったそうだ。
 参加した人たちは、小さい子どもから七十を越えた方達で50人余。年齢層が大変厚かった。また、旧志賀町の各地域からの参加であった。部屋には、干し柿に関係する本がいっぱい並べられていた。司書さんたちが中心になって集められたとのことだった。一見「この本も干し柿のことが書かれているの?」と思われるものも並んでいた。ページをめくるとちゃんと干し柿に関係するページがある。司書の選定の力を感じた。
 別のサークルの方の読み聞かせも行われた。参加者の心がぐんぐんと干し柿バージョンになっていく。
 皮をむいて、紐に吊す。年代でむき方や吊し方の技術は異なる。さすがに慣れた方もいらっしゃる。皮をむきながら、ちょっとなめてみると、何と渋いこと。この渋さが干すことによって甘く変身する。初めて参加した子どもたちは、この作業のあと何日かして食べることができるようになると、自然のすばらしさを感じるに違いない。
 一人、6個ほどの柿を吊した紐を大事に持って帰宅した。みな、満足そうだった。
 こういうイベントを実施すると企画者の方達は大変である。その苦労は並大抵でない。でも、主催者の皆さんの満足げな顔を見て、参加者の私も心が豊かになった。
 この干し柿づくりは、きっと来年も行われる違いない。今度は、友人を誘って参加しようと思っている。