コスモス
宇宙を意味するコスモス(cosmos)ではない。秋桜と書かれるコスモスである。コスモスを秋桜と表記することについてウィキペディアでは「この表記は、さだまさしが作詞作曲した楽曲『秋桜(山口百恵の曲)』で初めて用いられ、以後文学的表現として使われることも多くなった」と書いてあるが、これは誤りである。
私が愛読する春山行夫著「花の文化史」(昭和32年発行)では、コスモスについて「日本では『秋櫻(あきざくら)』(または秋櫻子)とか『アキノハルシャギク』(オオハルシャギク)(はるしゃはペルシャのこと、はるしゃぎくは孔雀草のこと)と呼ばれたこともあったが、現在では忘れられていて、水原秋櫻子といってもコスモスを意味するペンネームだということを気付くひとはすくないであろう」と委細を尽くしている。
俳人秋櫻子の名前は、故人となられた中学校・高等学校を通じての担任だった国語の先生から授業で教えられ知っていた。そして、先生の授業方法を思い出すと、このとき同時にコスモスからその名前を取ったことやその代表する句「コスモスを 離れし蝶に 谿深し」も教えてもらったはずである。
植物生理学者の田中 修氏は「都会の花と木」(平成21年発行)の中の小見出しで「秋桜の花を描けますか?」と書いておられるが、田中先生の頭の中には、山口百恵の歌は無かったであろう。
さだまさしは、どのように勉強したのか、どうしてほとんど使われなくなっていたコスモスの和名を知っていたのだろう。
コスモスに似た花で「キバナコスモス」と呼ばれている花がある。花はコスモスそっくりであるが、葉はコスモスよりも幅広く、茎もがっしりとしている。
いつだったか万博公園のコスモスの丘を訪れた時、いろんな色のコスモスの中にこの黄色い色のコスモスの花もあるのを見て「黄色のコスモスは珍しいなあ」と言った私に、妻は「黄色い花の咲くコスモスではなく、キバナコスモスというコスモスとは別の種類に属する花」と教えてくれた。
このキバナコスモス、最初は黄色だと思っていたが、色をよくみるとオレンジ色であり、最近では何故「オレンジコスモス」と呼ばないのだろうと思っている。繁殖力が強いのだろうか、あちらこちらで見かける。
手元の植物図鑑では、妻の言うとおりコスモスとは別にキバナコスモスの項目があり、「コスモスより背丈は低く1mぐらい、花は一重咲きが主流のコスモスと比べ、花弁数の多い半八重咲きである。云々」と書かれていた。
それでは「黄色い花の咲くコスモス」はないのか、と思い、本を繰っていると「イエローガーデン」や「イエローキャンパス」という名前のコスモスがあることが分かった。「長年月にわたって選別を繰り返した結果生まれた」と書かれていた。写真を見ると、きれいな黄色をした一重の花だった。
コスモスという言葉から3冊の本を思い出し、久し振りに読んだ次第。
私が愛読する春山行夫著「花の文化史」(昭和32年発行)では、コスモスについて「日本では『秋櫻(あきざくら)』(または秋櫻子)とか『アキノハルシャギク』(オオハルシャギク)(はるしゃはペルシャのこと、はるしゃぎくは孔雀草のこと)と呼ばれたこともあったが、現在では忘れられていて、水原秋櫻子といってもコスモスを意味するペンネームだということを気付くひとはすくないであろう」と委細を尽くしている。
俳人秋櫻子の名前は、故人となられた中学校・高等学校を通じての担任だった国語の先生から授業で教えられ知っていた。そして、先生の授業方法を思い出すと、このとき同時にコスモスからその名前を取ったことやその代表する句「コスモスを 離れし蝶に 谿深し」も教えてもらったはずである。
植物生理学者の田中 修氏は「都会の花と木」(平成21年発行)の中の小見出しで「秋桜の花を描けますか?」と書いておられるが、田中先生の頭の中には、山口百恵の歌は無かったであろう。
さだまさしは、どのように勉強したのか、どうしてほとんど使われなくなっていたコスモスの和名を知っていたのだろう。
コスモスに似た花で「キバナコスモス」と呼ばれている花がある。花はコスモスそっくりであるが、葉はコスモスよりも幅広く、茎もがっしりとしている。
いつだったか万博公園のコスモスの丘を訪れた時、いろんな色のコスモスの中にこの黄色い色のコスモスの花もあるのを見て「黄色のコスモスは珍しいなあ」と言った私に、妻は「黄色い花の咲くコスモスではなく、キバナコスモスというコスモスとは別の種類に属する花」と教えてくれた。
このキバナコスモス、最初は黄色だと思っていたが、色をよくみるとオレンジ色であり、最近では何故「オレンジコスモス」と呼ばないのだろうと思っている。繁殖力が強いのだろうか、あちらこちらで見かける。
手元の植物図鑑では、妻の言うとおりコスモスとは別にキバナコスモスの項目があり、「コスモスより背丈は低く1mぐらい、花は一重咲きが主流のコスモスと比べ、花弁数の多い半八重咲きである。云々」と書かれていた。
それでは「黄色い花の咲くコスモス」はないのか、と思い、本を繰っていると「イエローガーデン」や「イエローキャンパス」という名前のコスモスがあることが分かった。「長年月にわたって選別を繰り返した結果生まれた」と書かれていた。写真を見ると、きれいな黄色をした一重の花だった。
コスモスという言葉から3冊の本を思い出し、久し振りに読んだ次第。