和邇図書館と我が子たち

和邇図書館と我が子たち

三匹の子ヤギの母(2015年11月18日)

 絵本読み放題、図鑑借り放題で私の子どもたちは育ちました。子ヤギたちの一番の思い出は、毎晩寝る前の読み聞かせだったそうです。私の股の間にはまり込んでお話しを聞くのが幸せだったって言ってます。昼間は見ることを楽しみ、夜は、聞いて想像することを楽しんでいたそうです。
 自分で読むようになると長女は推理小説、二女と三女はファンタジーを好みました。「エルマーの冒険」は忘れられない一冊です。
 三女は自分で調べることが好きです。特に小さい頃から本で調べるのが好きです。博物館でも説明文をよくよく読んで学びますし、動物園では本で学んだことを確認したりして楽しんでます。博物館巡りにもはまっていて、時々私もお伴します。
 同じように本に触れさせたのに、我が子のお気に入りは三人三様です。
 子ヤギの生活を見ていると、本の力の大きさに驚かされます。読む力がついてくると、その物語を通して想像する力もついてきました。他者の気持ちを多角的に考えることもできるようになりました。自分の学びたいことを自分で見つけ、進学・就職も自分で決めました。
 末っ子の就職も決まり、肩の荷をまた一つ下ろしています。今までの子育てを振り返ってつくづく思うことがあります。子育ての中での和邇図書館の大きさです。
 先人の情熱とたゆまない努力によって、この図書館はできました。第25回中部建築賞入賞という大きな建築賞ももらったすてきな建物です。できた当時は、志賀町立図書館でした。
 開館当時からの館長以下司書の方達の熱意と真摯な仕事ぶりのおかげで、使いやすい通いたい図書館となりました。選書がしっかりしているからこそ、安心して子どもたちに本をとらすことができました。良書に囲まれて育ったおかげで、本を選ぶ目もできました。
 たくさんの本に出会えたことはたくさんの人に出会い育ててもらったことと同じです。幸運でした。ありがとうの気持ちでいっぱいです。良い図書館が近くにあって本当に良かったとつくづく思うのです。
 大津市に合併して大津市立和邇図書館となった今でも、その歴史を引き継いで欲しい。この恵みと幸せを市民みんなが味わって欲しいと思います。