何十年ぶりかのリベンジは
「デューン 砂の惑星」は、若い頃に1冊目を買い途中で挫折したと(本コラムに)書いていたが、大津市立図書館の蔵書には発行年が2023年、2016年、1985年のバージョンがあり、先日その中の最も発行日が古いのを借りた。
それでも買ったときのものより20年近く新しいはずだ。借りたのは映画化されたときのシーンが表紙に使われたり、途中に挿入されたりしているが、買った時はそういうものはなく文字ばかりだった。
多分、複雑すぎる構成とどこまで読んでも終わりが見えなさそうな予感に、当時の(今よりもましな)忍耐力でも我慢できなかったのに違いない。遊ぶのと仕事で忙しかった時期でもあったが。
私は短期記憶力が急速に弱ってきているので、初めて出てきた語は用語集のページを見て理解したつもりでも、それから先へ何ページも進んでからその語が出てくると、見たことがあるのは覚えていても意味を忘れているものが多い。
前後関係で大体の意味は推測できるだろうと思って、そのまま先へ進んでしまうと、同じように意味を忘れた語がいくつも登場するので、不明のままにスルーしてしまう領域が広がるばかりである。
また、登場人物の中には、単純に善人と悪人に区別できない状況に設定されていることが判明していく者が多いので、読んでいきながら私が頭の隅に置いていたことの修正やら何やらで、読書を複雑で不安定なものにするばかりである。
私の性格は、こういうハードボイルドなSFに付き合えるようにはなっていないようだ。少々残念ではあるが、残されたわずかな人生を気分よく楽しむためには、やはり、自分に向かない気がする本は、あっさりと見切りをつけるのがいいという勉強をしたようである。
それでも買ったときのものより20年近く新しいはずだ。借りたのは映画化されたときのシーンが表紙に使われたり、途中に挿入されたりしているが、買った時はそういうものはなく文字ばかりだった。
とにかく、その1~4(これで「砂の惑星1部」の全て)を読んでみて、何故1冊目の途中で読む気がしなくなったのかが分かった気がした。
多分、複雑すぎる構成とどこまで読んでも終わりが見えなさそうな予感に、当時の(今よりもましな)忍耐力でも我慢できなかったのに違いない。遊ぶのと仕事で忙しかった時期でもあったが。
この作品で著者フランク・ハーバートが発明した語が300ほどもあって、それが1~4冊の全ての最後に「帝国における用語集」として載せられているのは親切である。
私は短期記憶力が急速に弱ってきているので、初めて出てきた語は用語集のページを見て理解したつもりでも、それから先へ何ページも進んでからその語が出てくると、見たことがあるのは覚えていても意味を忘れているものが多い。
前後関係で大体の意味は推測できるだろうと思って、そのまま先へ進んでしまうと、同じように意味を忘れた語がいくつも登場するので、不明のままにスルーしてしまう領域が広がるばかりである。
ハーバートが創造した世界の緻密さを、私の理解を超える範囲にまで正確に辻褄をつけられてしまっては、それについていこうとする私もたいへんだ。
また、登場人物の中には、単純に善人と悪人に区別できない状況に設定されていることが判明していく者が多いので、読んでいきながら私が頭の隅に置いていたことの修正やら何やらで、読書を複雑で不安定なものにするばかりである。
それぞれの登場人物が考えていることはその都度詳細に書かれてはいるが、その心理状態にまで踏み込んではいない。
私の性格は、こういうハードボイルドなSFに付き合えるようにはなっていないようだ。少々残念ではあるが、残されたわずかな人生を気分よく楽しむためには、やはり、自分に向かない気がする本は、あっさりと見切りをつけるのがいいという勉強をしたようである。